危険がいっぱいゴミ屋敷

テレビなどでゴミ屋敷を見ることがありますが、足の踏み場のないくらい物が散乱している状態がわかります。ゴミを拾い集めたり、物が片付けられなかったり、捨てることができないといった理由でゴミ屋敷にしてしまうようですが、そのまま放置しておくと様々な危険性があります。

ゴミを大量に放置しておくと、害虫が発生しやすくなります。特に生ゴミなどがあるとゴキブリやダニなどの害虫が大量に発生してしまい、人間の健康を脅かしてしまう恐れがあります。ゴキブリは見た目だけでも気持ち悪い害虫ですが、サルモネラ菌などの病原菌を運んできたり、排出物から感染症を引き起こしてしまうことがあるのです。また、ダニも激しいかゆみや喘息、アレルギーなどを引き起こしてしまう要因になりかねません。これらの害虫から身を守るためにも、ゴミをきちんと片付けることをおすすめします。

ゴミ屋敷の危険性として火災も挙げられます。部屋のいたる所に物が置いてあると、引火しやすくなり火事を起こしてしまいます。火災の恐ろしさは、どんどん燃え広がって大きな火災になってしまうことです。ゴミが大量にあることで、火災が広がるスピードが速くなり被害も大きくなってしまいます。
また、火災が起きて部屋から脱出するときも、物が大量にあるために逃げ遅れてしまう恐れがあり、救出もゴミをかき分けながら行うため困難になってしまいます。

ゴミが大量に置いてあるため、アパートやマンションの床が抜け落ちてしまうケースがあります。ゴミや家具がそのまま下の階の部屋に落ちてしまい、そのせいで住人に怪我をさせてしまうことや、さらには死亡させてしまうケースもあるのです。